デリー周辺はメリハリのある気候。
12月から1月の最低気温は8℃程度になり、セーターや上着は欠かせない。
コンサル先の会社に暖房設備は無いので結構寒い。寒いのはいいがfogが発生し朝晩は5m先が見えない。
連日飛行機の欠航や遅れが1ヶ月以上つづき、
空港からの移動は命懸け、タクシーは80㎞/hで視界5mのハイウェイを疾走する。
途中トラック事故で火の手が上がっていた。
2月になると日に日に暖かくなり、

霧がはれ、花が咲き、ハチが飛びはじめ、3月になるとホテルのプールで観光客が泳ぎだす。
5月には気温48℃を経験。熱風が入り込むので車の窓は決して開けられない。
車はACをつければいいが、BIKERは長袖、顔には布を巻きつけ走る。
半袖だと本当に火傷しそうだ。
工場内はまさにサウナで、鉄製の棚は熱くて触れず、扇風機が熱風機に変わってしまう。
6月7月も熱さはつづき、7月には雨が降り出し、
9月は雨季で蒸し暑く、少しの雨=日本で「夜に少し降ったね!」で、
次の日は洪水で大渋滞。
雨季が終わる10月は、乾燥してほこりが舞い、太陽も霞んでしまう。
このほこりが厄介だ!
デリー周辺は大きな災害は無くても、多くの人がテントで暮らしている。
テントにはバケツのシャワーは有るが、当然トイレは無い。
朝のしかるべき時間帯にテント村の横を通ると、
近くの空き地にしゃがみこんでいるインド人と目が合う。
紙を持っている様子は無いので事後どうするのか?の疑問は残るが、それはさておき、
乾燥したものと砂がほこりとなって太陽が霞むほど舞い上がる。
気がついたときは思わず呼吸をとめたが、肺活量は人並みなのであきらめる。
”郷にいっては郷に従え”従えないぞ!!!