提携先の業務が立て込みバタバタが続いている。
6月からはこのエンジニアリング会社に対し、
本格的に原価管理と財務管理面でのコンサルを始めた。
今までは設備を使う側(部品製造業)で働き、
製造業へのコンサルティングをしてきたが、
設備を扱う側の会社へのコンサルティングは難しい反面、
良い経験になることが分かってきたので成長するチャンスと捉えている。
同業他社との比較をした訳ではないので、業界標準かどうかは不明だが、
いわゆる典型的な「どんぶり勘定」で運営されているようだ。
部品製造業と比較して売上計画の精度が低いことや、
物件ごとの業務の内容が違うなどの「やり難さ」はある。
だからと言って一定レベルの「計画」がなく、
「でたとこ勝負」で「結果オーライ」で「検証」もなく運営し、
経営を「運」に任せるしかないというのは甚だ寂しく会社の永続も危ぶまれる。
そんなことから、この会社を「数字化」すべく活動を始めた。
当たり前すぎるが整理・整頓から開始。
やはり「どんぶり勘定」だけあり事務所や工場の管理も良くない。
まずは率先垂範!
段ボールに入っている書類を整理し処分することから始め、
使わなくなったパソコン、プリンター、古いカタログなどを処分、
決して広くない事務所のスペースを有効活用できるレイアウトに変更、
さらに雑巾がけで長年堆積した塵、垢を落としたのち、
資料に目を通し、データを収集し、分析を開始したところ、
工事事業部の部長が「最近、社員の動きが今までとは違ってきた」と言う。
聞いてみると何年も手つかずのままであった事務所の変化を見て、
現場の彼らが刺激を受け、従来より前向きに業務に取り組んでいるとのこと。
嬉しいことであると共に可能性を感じた。
ただ「気分の高揚」には持続性が乏しいので、
「高揚」している内に、目に見える「恵み」を与え、
「加速」した活動をしてもらうべくメニューを凝らさねば・・・・。
自問自答・・・確認作業・・・ひとり言・・・
今晩はロスから一時帰国している友人と「どんぶり」ではないもので会食!
ロスでのエピソードを聞けることが楽しみである。