8月から技術提携先の金型メーカーで、
合理化活動に対する支援をさせてもらうことになった。

基本的には、神保SSで再建した手法をつかい、能率管理による生産性向上を目指す。

しかし金型製作は一部にリピートはあるというものの一品一様のモノづくり。
ダイカストのように大量の製品を一定期間造り続ける製造方法と同様の活動は難しい。

量産品の製造工程では標準時間をつけるなどして能率管理できるが、
非量産品となるとリピート品以外は困難。

そこで、神保SSの非量産である砂型鋳物の試作部門に対し採用していた、
いわゆる「標準時間」によらない能率管理手法を変化・進化させ使うことを考えている。

部門別に売上を配分し、
その売上から目標利益・費用を加味して現状の生産性を測り、
月度・年度の目標を立て生産性を向上させる、自称「絶対能率」!

神保SS時代、当時の顧問の指導で能率管理を始めたのであるが、
1年を経過した時点で非量産の試作部門の生産性向上による効果と、
結果として出てきた財務数値とが乖離(かいり)していた。

そのため顧問とともに検討し採用した管理方法。
顧問と編み出したと思っているので「自称」している。

と言ってもこの程度は既に世の企業では当たり前に採用されているであろうし、
「編み出した」と思っているだけで、顧問が引出から出してきてヒントを与えてくれたのだろう。

ナゼ「絶対」かと言うと、売上、目標利益から算出しているので、
能率が100%になれば「絶対」に目標利益が得られるから。

今年度下期には効果を出してもらえるようサポートしたい。