初めてインドに来たころは、インドの時間の流れに逆い、
インド人が発する言葉の意味がわからず、
インド人の気質を理解できず、インドの歴史に敬意を払わなかった為、
大きなストレスを感じ、いつもいらいらしながらインド人と対峙していた。
その意味では今はまったくと言っていいほどストレスは無い。
自分もインドもインド人も本質的にはその時と何も変わっていない。
でもストレスは無い。
ものごとは見方、捉え方、考え方、やり方でこうも感じ方が違うということを体験した。
ストレスを感じなくなったきっかけは、たった一通のメール!
一日の仕事を日本の客先の関係部署に毎日報告していた。
そこには、インド人の時間や約束、調子のよさやプライドに関しての不満や失望、
あせりやあきらめと言ったものが溢れていた。
毎日毎日そんな報告をしていたところ、多くの人から励ましのコメントをいただいていた。
2度目のインドで期間は4週間の出張中、
2週間が過ぎ、精神的、肉体的に疲れがピークになっていたころ、
客先の方から一通のメールをいただいた。そのメールを読み終わった瞬間にさっーと?
とにかく悪霊がぬけたように、高熱が一気に下がったように、
花粉症でつまっていた鼻が一気に通ったように、心も体も嘘のようにすっきりした。
あのタイミングで! 偶然ではなく必然だと思う。