前の会社では最悪の経営状態からの出発、顧問との出会い、
結婚と2人の子どもを持ったお蔭で、偏った考えや正確を矯正でき、
社長を退任する時には、就任当初には持ち合わせていなかった、
社員への思い、取引先に対しての責任が理解でき、
お客様への感謝の気持ちも、質・量ともに大きく変えることができた。
人として成長できたのではないかと感じる。
しかし社長就任当初は思うように再建が進まず、初めて味わうストレスを感じていた。
私の社長就任は父から子への世襲ではなく、
直系の世襲後、業績の悪化からドラスティックな経営陣の変更の中での就任であったために、
前・元トップからの引継ぎは無く、相談もできない状態であったためストレスは積み重なるばかり。
いつかは経営者になりたいと思い、
「自分が社長ならこうする」と考えていたことを実行していったが、
壁にぶつかり自信が揺らぎ中途半端で”悩み迷いながら走る”状態になっていった。
否定的な言葉を使いたくないので「教訓」と題してみたが、
「懺悔」とか「謝罪」と言うのが本当のところで、
会社を再建できたと自負し表現しているが、”悩み迷いながら走っている”時には、
社員と取引先に対して間違った対応をし、自分の信念にも反する行動を取ってしまった。
今思えば”見失っていた”のか、その頃はその程度の人格であったのだろう。
そう感じてからは”そのこと”を「教訓」として、同じことを繰り返さないと誓っている。
仕事の経験、技術の習得ができたことで、
現在の生活が成り立っていることを感謝することは当然として、。
嵐をいくつも経験でき「教訓」を得たことが、
人として成長できた大きな要因と思い、前の会社には感謝している。
”嵐”については参考になることもあるかと思うのでいつか記述したい!