今回は新規部品立上げの為に、日本から客先の中堅技術員と、
その方の言葉をかりると「現役を降りた」専門職のベテラン技術者Oさんが出張されている。
Oさんは客先のダイカスト部門に対し、国内、海外問わず技術サポートをされている。

通勤の車でOさんとご一緒させてもらい話をさせていただいた。

その方は、私がはじめる10年前からダイカストに従事され、40年近く経験された大ベテラン。

職人肌で「べらんめ~調」で私の大好きなタイプの方。
私との年の差は14歳あるのだが、30年位まえの話で共通の「苦労話」があった。
その頃の機械の話や、多くの失敗をしてきたこと、未だに技術が確立されていないことなど。

私はまだまだ「現役」のつもりであるが、直接生産をしていないという意味においてOさんと同じ。

共通の話の中でも印象的だったことは、「現役」のときに「もう少し上手くやれたらよかった」と思うことや、
現場から距離をおいたことで、冷静で客観的に見られるようになったことで、
「現役」を降りてから、「技術的に整理が出来てきて、体系だてたものが見えてきた」とのことだ。

私が感じていたことと同じことを大ベテラン、大先輩から聞くことができて嬉しかった!

具体的な技術についての意見交換はまだしていないが、
いずれゆっくりお話をお聞きしたい。

今回もインドでよい出会いに恵まれた