時間を効率よく効果的に使っているとは言いいがたい!
ましてや「脳みそ」を使うことに関してはなおさらである。
そこで手に取った「脳みそのほんとうの使い方」という本の
・・・まえがき・・・に面白いことがかいてあった。
『 スイスにおそろしくマメな老人がいて、なんと過去80年間の自分の
行動を、一つ一つこと細かに記録してきたといいます。
それによるとこの老人は過去80年間のうちの26年間はベッドで
寝ていたそうです。それから21年間は働き続け、6年間は口を動かし
パクパクと食べていました。同じく6年間何かに怒り、遅れた友達を
待っていたのが合計で5年。228日間はヒゲソリに費やし、28日間
子供を叱り、26日間、ネクタイをしめ続け、18日間、鼻をかみ、
12日間、パイプに火をつけていました。そして、笑っていたのが、
46時間だったそうです。
笑った時間がこれだけとは、ちょっと寂しい人生だったかもしれま
せん。でもこの老人自体が愕然としたのは、これまで80年も生きて
きて、意識的にものを考えた時間がまったくなかったことなのだそう
です。
もちろん、食事をしながら、鼻をかみながら、何か考えてはいたで
しょう。このメモをつける時も、何も考えずにいたとは思えません。
しかし「私は何かを考えた!」といえるような、記録に残せる”意識
的な思考”となると、この老人に限らず、ほとんどしていない場合が
多いのではないでしょうか。』
”意識的な思考”か・・・・・・・・