先週
インドネシアセミナー・企業交流会
─ インドネシア金型産業の現状と連携の可能性 ─ に出席。
インドネシア金型工業会IMDIA会長の講演を聴講後、
インドネシア企業との交流会にも参加した。
ほとんどがプレス金型メーカーであったが、
ダイカスト専業メーカーが一社、
ダイカスト金型&ダイカストメーカーが一社参加していたので話をした。
ダイカスト専業メーカーS社は、ここ2年余りで中型機(850t)を4台導入し、
来年度は4輪部品受注のため大型機(1250t)を導入するという。
もう一社のW社はもとは金型やダイカスト製品を扱う商社だったようで、
製造元が製品にたいしてのトラブルが多く問題ばかり起きていたので、
自ら金型製作&ダイカストを始めマシン3台を導入して生産しているとのこと。
W社は当社の事業内容を知るや、こちらの話はそこそこに聞き、
ダイカストについて具体的な質問を真剣な眼差しで矢継ぎ早にしきた。
質問の内容は経験の少なさからくると思われることが多く、
インドネシアのダイカストの状況の一端が見られたのではないかと感じた。
S社では技術を何処で習得したのか尋ねると、
主にIMDIAの技術講習会で勉強したとのこと。
2輪部品が多く、4輪部品も生産しているとは言っているが、
エンジンやミッション部品ではなく、
4輪に組みつけられる機能部品の一部を生産しているに過ぎない。
4輪部品を生産する予定の大型機での生産技術はどうするのかと尋ねたところ、
日本メーカーOBの技術者が3ヶ月前から来ているそうだ。
自動車メーカーはインドネシアで増産を目論んでいるが、
現地調達率を高め、安価に仕入れるためには、
ローカル企業への教育・支援は欠かせないのか???
それともコストは上がるが日系に頼るのか?????